こんにちは、すろーらいふです。
早速ですが、みなさん臼蓋形成不全についてご存知でしょうか?
- うちの子どもが6カ月検診で指摘された
- 子どもが臼蓋形成不全と診断された
- 何かわからないけど今後のために知りたい
このような悩みや思いを抱えておられる親御さんは意外に多いのではないでしょうか?
この記事では主に、
- 臼蓋形成不全とは?
- 臼蓋形成不全の見分け方について
- 臼蓋形成不全のお子さまで気を付けるべきこと
について解説していますので、これから妊娠・出産を経験される方々にもお役立ていただける内容となっています。ぜひご参考になれば幸いです。
臼蓋形成不全とは?読み方は?
そもそも漢字が並びすぎてなんて読めばいいかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
臼蓋形成不全は「きゅうがいけいせいふぜん」と読みます。
臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)とは、骨盤の形態異常のことで、先天的あるいは後天的に、臼蓋側のかぶりが浅く、股関節が不安定な状態であることを指します。
ginzaplus
実は隠れているけど多いと言われています
実は幼児期に指摘されていないだけで、股関節痛の患者さんのうち8割は臼蓋形成不全が原因だとご存知でしたか?
股関節痛の患者さんが日本では約500万人いらっしゃるのでそのうちの8割となると約400万人は臼蓋形成不全であると考えられます。
臨床的には、必ずしも臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)があるからといって変形性股関節症へと進行するのではなく、日本人独自の和を重んじる生活スタイルを基盤に、出産、育児、仕事、家事、介護、スポーツなど、いくつかの股関節へと負担とようなライフイベントが重なることで、変形性股関節症へのリスクが高まると理解すべきです
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臼蓋形成不全は痛みがあるの?
実は臼蓋形成不全は年齢を重ねるまで特に症状がありません。
歩くと痛むなー、腰が痛いなと感じるのは50代や60代になってからのようです。
そのため、子どもが成長していく過程では気づかれず、後々発覚するケースもあるみたいです。
乳児幼児の臼蓋形成不全の見分け方
みなさまが一番気になるところではないでしょうか?解説していきます。
左右の足のしわの数に違いがあるか
6カ月検診で指摘されたこととして特に見ていただきたいのが赤ちゃんの両足のしわの数と位置の差です。
あかちゃんの足はM字になっていると思いますが、太ももから膝にかけてのしわを見てください。
左右対称にしわがあるのが通常になりますが、左右非対称にしわがある、もしくは数が違うなどありましたら臼蓋形成不全もしくは股関節脱臼を疑ったほうがいいと言われました。
こどもが動くたびに音が鳴るかどうか?
大学病院に通っている際に教授より指摘されたこととしては、こどもがはいはいしているときや歩いているとき、遊んでいるときにパキッポキッと乾いた音がなるかどうかに注意してほしいということでした。
臼蓋形成不全の場合、足の付け根が骨盤にしっかりとはまり込んでいないためパキッパキッと音がなるようです。
臼蓋形成不全で気を付けること
股関節を大人の力で閉じてしまうような行為をしないこと。大きく気を付けるべきは2つ。
ちなみにこどもが自分で動く分には自分のできる範囲内で動いているため特に気にしなくていいようです。
だっこの仕方
足が広がってだっこできるようにおしりの下(おしりの骨あたり)を支える。縦抱きでも横抱きでも。
またスリングは足が閉じてしまうため厳禁と言われました。
おむつ替え
みなさんされていると思いますが、足をもっておむつを変えないこと。腰を手で支えておしりを浮かせておむつ替えをします。我が家も臼蓋形成不全の診断を受けるまでは両足を片手で持って、もう片方の手でおしりを拭いていました。
子どもの臼蓋形成不全に適している抱っこ紐と靴とは?
将来にわたることですし、症状が高齢になってからしか出ないことから、それまでにこどもの足に何もあってほしくないと細心の注意を払いたいと思われるおかあさんやおとうさんいらっしゃるのではないでしょうか?
- どの抱っこ紐がいいの?
- どの靴がいいの?
- 将来のことまで心配だから教えてほしい
このような疑問や悩みが出てきますよね。
私たちが実際に大学病院に受診していただいたアドバイスを以下に記載していますので是非ご参考になれば幸いです。
おすすめの抱っこひも
実は臼蓋形成不全のお子さまに使用して良い抱っこ紐とわるい抱っこ紐があることをご存じですか?
▼詳しくはこちらの記事に記載していますので気になる方はご覧ください▼
スリング使用は厳禁!
おすすめの靴
実は臼蓋形成不全のお子さまは靴のメーカー選びにも慎重にならなければなりません。
▼詳しくはこちらの記事に記載していますので気になる方はご覧ください▼
まとめ
いかがでしたでしょうか?
気を付けるべき点を気を付ければ、ほかの子たちと同様に問題なく育っていきます。
将来のおこさまの足への負担を少しでも軽減するためにご参考になれば幸いです。
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